Windows11の初期設定中にマイクロソフトアカウントの入力を回避する方法を解説します

2023年現在、Windows11パソコンを新規購入したりセットアップをやり直した場合、初期設定中に必ずマイクロソフトアカウントの入力を求められます。

ただ、この設定は従来からマイクロソフトアカウントを使用しないパソコンの使い方をしているユーザーにとっては「余計なお世話」となっています。

この記事では、Windows11の初期設定中にマイクロソフトアカウントの入力を回避する方法を解説します。

目次

Windows11の初期設定中にマイクロソフトアカウントの入力を回避する方法

Windows11の初期設定の画面から開始し、設定中にマイクロソフトアカウントの入力を回避する方法を解説します。

「国または地域はこれでよろしいですか?」の画面でLANケーブルを抜く・Wi-Fiの設定を求められても設定をしない

「国または地域はこれでよろしいですか?」の画面
「国または地域はこれでよろしいですか?」の画面

初期設定のスタートである「国または地域はこれでよろしいですか?」の画面で、LANケーブルでネットワークに接続してる場合はLANケーブルを抜きます。

この作業の目的は初期設定中にインターネットに繋がないようにすることですので、後の画面でWi-Fiの設定を求められる場合でもWi-Fiの設定をしないように注意します。

無線ルーター
無線ルーター

既にWi-Fiの設定を済ませてしまった場合は、設定したWi-Fiルーターの電源を切ってパソコンがインターネットに接続できない状態にします。

マイクロソフトアカウントの入力画面
マイクロソフトアカウントの入力画面

マイクロソフトアカウントの入力画面まで進んでしまった場合は、この画面上でも構いませんのでLANケーブルを抜く・Wi-Fiルーターの電源を切るなどの作業をした後、下記のコマンドプロンプトの呼び出し・コマンド入力の作業を続行してください。

「国または地域はこれでよろしいですか?」の画面でコマンドを入力する

STEP
コマンドプロンプトを表示する
コマンドプロンプトを表示する
コマンドプロンプトを表示する

キーボードの「Shift」「F10」を同時押ししてコマンドプロンプト(黒い入力画面)を表示します。

STEP
コマンドプロンプトに「oobe\BypassNRO.cmd」と入力する
コマンドプロンプトに「oobe\BypassNRO.cmd」と入力する
コマンドプロンプトに「oobe\BypassNRO.cmd」と入力する

コマンドプロンプトに「oobe\BypassNRO.cmd」と入力し「Enter」キーを押します。

「oobe\B」まで手入力し「tab」キーを押すと、ワード予測でコマンドの全文が表示されます

STEP
パソコンが再起動するので初期設定を進めていく

コマンドを入力するとパソコンが再起動し、「国または地域はこれでよろしいですか?」の画面から初期設定が再開されます。

「国または地域はこれでよろしいですか?」の画面
「国または地域はこれでよろしいですか?」の画面

「日本」が選択された状態で「次へ」をクリックします。

キーボードの選択
キーボードの選択

キーボードの設定が正しいかを選択する画面です。

日本語の場合「Microsoft IME」のままで問題ありませんので「次へ」をクリックします。

2つ目のキーボード
2つ目のキーボード

2つ目のキーボードの設定画面は「スキップ」をクリックして無視します。

「ネットワークに接続しましょう」の画面で「インターネットに接続していません」をクリックする

STEP
「インターネットに接続していません」をクリックする
「インターネットに接続していません」をクリックする
「インターネットに接続していません」をクリックする

「ネットワークに接続しましょう」の画面でWi-Fi等の設定はせず「インターネットに接続していません」をクリックします。

先述のコマンドを入力していない場合は「インターネットに接続していません」が表示されません

STEP
「制限された設定で続行」をクリックする
「制限された設定で続行」をクリックする
「制限された設定で続行」をクリックする

「制限された設定で続行」をクリックします。

そのパソコンのみで使う名前とパスワードを入力する

STEP
名前(ユーザー名)を入力する
名前(ユーザー名)を入力する
名前(ユーザー名)を入力する

名前を入力します。

ここで入力した名前は、マイクロソフトアカウントの代わりとなる「ユーザー名」となります。

「次へ」をクリックします。

STEP
パスワードを入力する
パスワードを入力する
パスワードを入力する

パスワードを入力し「次へ」をクリックします。

STEP
パスワードの確認を入力する
パスワードの確認を入力する
パスワードの確認を入力する

確認として先程と全く同じパスワードを入力して「次へ」をクリックします。

STEP
セキュリティの質問を3つ設定する
セキュリティの質問(1つ目)
セキュリティの質問(1つ目)

マイクロソフトアカウントを設定した場合は発生しない作業として、パスワードを忘れた場合に本人確認を行う為の質問を3つ設定します。

  1. 質問を選ぶ(画像の例では「最初のペットの名前は?」)
  2. 回答を手入力する(画像の例では「dog」)
  3. 「次へ」をクリックして次へ進む

本当にパスワードを忘れた場合に聞かれる質問となりますので、その時に答えが思い出せるようにしなければなりません。

また、日本語入力ではひらがな・カタカナ・漢字の間違えでも正解できなくなりますので、入力を半角アルファベットかひらながで統一するのがおすすめです。

セキュリティの質問(2つ目)
セキュリティの質問(2つ目)

2つ目の質問を設定して「次へ」をクリックします。

セキュリティの質問(3つ目)
セキュリティの質問(3つ目)

3つ目の質問を設定して「次へ」をクリックします。

STEP
デバイスのプライバシー設定をする
デバイスのプライバシー設定をする
デバイスのプライバシー設定をする

デバイスのプライバシー設定を行います。

位置情報などを外部に通知するか等の設定をしていきますが、特にこだわりがなければ全てチェックが入ったままでも構いません。

画面を一番下までスクロールすると「同意」のボタンが表示されますのでクリックします。

STEP
Windows11を使用開始できる
設定中画面
設定中画面

ここまででユーザーが行う作業は終了で、残りの設定が自動的に進んでいきます。

Windows11の画面
Windows11の画面

Windows11が使用開始できます。

画像の例ではユーザー名が事前に設定した「kaoruya」になっています。

また、インターネットに繋がっていない関係で一部のアプリが使用不能になっています。

LANケーブルを繋げるかWi-Fiを設定することで全機能が問題なく利用できるようになります。

【注意】マイクロソフトアカウントのメールアドレスに「no@thankyou.com」と入力すると回避できる?

インターネットの記事で、マイクロソフトアカウントの設定画面でメールアドレスに「no@thankyou.com」と入力するとエラーが発生し、入力のステップを回避できるという情報があります。

しかし「@」以下の「thankyou.com」には正式な所有者がいるため、裏技として使うには危険が伴う可能性があります。

仮に他人のメールアドレスを利用してWindows11を利用開始できてしまった場合、パソコンの乗っ取り・情報(パスワードなど)を盗まれる・ネットバンキングを通してお金を盗まれる・クレジットカードの不正利用などの危険が考えられます。

Windows11の初期設定中にマイクロソフトアカウントの入力を回避する方法のまとめ

Windows11の初期設定中にマイクロソフトアカウントの入力を回避する方法のまとめ
  • パソコンがインターネットに繋がっていない状態で作業する(LANケーブルの取り外し・Wi-Fiルーターの電源を切る)
  • 設定画面でコマンドプロンプトを呼び出してコマンドを入力する
  • ネットワークの設定画面で通常とは逆の選択をクリックする

いくつか裏技的な作業が必要となります。

確かにWindows11はマイクロソフトアカウントでサインインした方が便利な場面は多いのですが、今まではより簡単にできていた設定を隠してしまうようなマイクロソフトの設計思想は時に「余計なお世話」としてユーザーから批判を受けています。

今回のマイクロソフトアカウントを使わない設定方法も、以前のWindows11やWindows10ではより簡単に設定できたのですが、残念ながら現在はこのような方法を取らざるを得ません。

以前の設定方法ができなくなって困惑している方は、ぜひこの記事の手順で作業してみてください。

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この記事を監修しています

パソコン修理屋「かおるや」の代表です。
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