プリンターの処分方法を解説！引取・買取・廃棄などの選択肢があります

使用中は気にならないプリンターの大きさですが、いざ処分しようとすると気軽にごみ袋に入れて捨てられないサイズです。

実際に処分に際して費用や手続きが必要になる、少し厄介な物品でもあります。

この記事ではプリンターの処分方法を解説していきます。

プリンターの処分方法を解説

プリンターの正しい処分方法は？家庭ごみとして廃棄すると処分費用がかかる

結論から言うとプリンターは自治体の家庭ごみとして廃棄することができますが、地域によって分別方法が違ったり処分費用が必要になるなどの細かいルールが存在します。

プリンターを家庭ごみとして廃棄すると処分費用がかかる自治体が多いので注意

プリンターは家庭ごみとして処分できますが、自治体によって「燃えるごみ」「燃えないごみ」「粗大ごみ」のどれに分別すべきかが異なります。お住まいの自治体の分別方法を調べましょう。

また、廃棄の際に処分費用が必要な場合があります。

名古屋市の例では粗大ごみに分類され、手数料として250円が必要です。

プリンターは小型家電リサイクル法の対象

プリンターの部品に使われている金属や半導体は貴重な資源と考えられており、日本においては小型家電リサイクル法という法律でできるだけリサイクルをしましょうと呼びかけられています。

しかし、小型家電リサイクル法には強制力がなく、自治体もごみとリサイクルの区別や呼びかけを積極的に行っていないため、末端のユーザーが具体的なリサイクル方法を知ることは困難となっています。

また、良かれと思ってリサイクルに回るような回収方法を選択した場合でも、処分する側が手数料を負担しなければならないことがありますので「頼み方」にも注意が必要です。

小型家電リサイクル協会

処分費用がかからない無料回収の手段を探す

以降の項目で処分費用が無料ないしは安価で収まる手段をご提案していますので、手数料を払って家庭ごみとして処分する前にぜひ検討してみてください。

新しめのプリンターであれば買取業者に引き取ってもらうのがおすすめ

使用年数が新しくまだまだ使用できるプリンターの場合、廃棄するのではなく中古品買取業者に買い取ってもらうという選択肢があります。

いわゆる分解して原料に戻すという意味のリサイクルではありませんが、ユーザーにとっては処分することには変わらず、売却益も出るというメリット付きです。

ブックオフ・ゲオ・買取王子などの総合的な中古品買取業者ではプリンターの買取を受け付けていることがあります。

一方で、パソコンや周辺機器を専門で扱う買取業者ほどプリンターの買取には消極的である傾向があります。プリンターは1年単位でのモデルチェンジが激しく、専門店で旧モデルを求めるユーザーが少ないことが原因です。

家電量販店やメーカーに無料で下取ってもらうことが可能な場合がある

新品のプリンターを購入する際に、交換で古いプリンターを下取りしてもらうという方法です。

冷蔵庫やエアコンなどの大型家電では一般的ですが、プリンターでも下取りに応じてもらえることがあります。

まだまだ使えるからと下取りを保留してしまうと無料で処分するチャンスを逃してしまいますので、新品を購入する際にはセットで古いプリンターの処分を検討しましょう。

NGO団体などに寄付をする（送料を負担）

処分の選択肢の一つとして、NGO団体などに寄付（送付先でまとめて売却して資金にしている）という方法もあります。

ただあくまで寄付のボランティアですので、送料は処分する側の負担となります。

この送料と家庭ごみの手数料を比べると後者の方が明らかに割安ではありますが、善意として寄付を選択しても良いかもしれません。

プリンターの処分方法はパソコンやモニターとは異なるので注意しましょう

プリンターは最終的に家庭ごみとして処分することができますが、パソコンやモニターは資源有効利用促進法という法律でリサイクルが義務付けられており、家庭ごみに出すことはできません。

具体的には、ごみ置き場にパソコンやモニターを出しても回収を拒否されて置きっぱなしになるというトラブルになります。

パソコンやモニターには家庭ごみ以外の処分方法が用意されていますので、ルールに従って処分してください。

プリンターの処分方法のまとめ

手間の少なさを考えると家庭ごみとして廃棄してしまうのが一番楽ですが、買取や下取りを利用すると引き取り先でリユース・リサイクルが行われて資源が有効活用されます。

処分費用が無料で済むという利点もありますので、ただ捨ててしまう前にぜひ検討してください。