Windows10/11パソコンで子供用のアカウントを追加してフィルタリングをかける方法

家庭のパソコンを小さな子供に使わせる際に、大人と同じような金銭トラブルや刺激の強い情報に触れさせるのは避けたいですよね。

使用中に常にそばに付いていてあげるのが確実ですが、親も忙しいですし、おるすばん中の勉強や暇つぶしに使わせてあげたいというケースもあると思います。

今回は、親がコントロールできる「子供用のアカウント」を作成し、子供が便利かつ安全にパソコンを使えるようにする体制を整えます。

順を追って画像つきで解説しますので、少し長い記事になりますがぜひ挑戦してみてください。

目次

子供用のMicrosoftアカウントを作る

今回はできることが多いので、前置きはそこそこに実践しながら解説していきます。

まずは「子供用のMicrosoftアカウント」を設定します。

親・子ともにMicrosoftアカウントを作る必要あり

今回の機能を使用するためには、最初に設定を行う「親用」と、コントロールを行う「子供用」それぞれをMicrosoftアカウントで作成する必要があります。

多くの方はパソコン購入時の初期設定を画面に沿って行い、メールアドレスとパスワードで毎日のサインインを行っていると思います。その場合はメールアドレスがそのままMicrosoftアカウントになっていますので、親用に特に新しく行う作業はありません。

子供用のMicrosoftアカウントがない場合は、新規作成の手順をこの後で解説しています。

子供用のMicrosoftアカウントを作成し、親用のコントロール下に置く

STEP
設定アプリを開く
スタート→設定
スタート→設定

スタートボタンをクリックし、歯車のマークの「設定」をクリックします。

STEP
「アカウント」をクリックする
アカウント
アカウント

Windows10の設定の中の「アカウント」をクリックします。

STEP
「家族とその他のユーザー」をクリックする
家族とその他のユーザー
家族とその他のユーザー

「家族とその他のユーザー」という部分をクリックします。

ここでもし親がMicrosoftアカウントを使っていない場合は「Microsoftアカウントでサインイン」という表示になっています。

STEP
「家族のメンバーを追加」をクリックする
親をMicrosoftアカウントにすると「家族のメンバーを追加」が選択できる
親をMicrosoftアカウントにすると「家族のメンバーを追加」が選択できる

親がMicrosoftアカウントを使っている場合は「家族のメンバーを追加」という表示になっていますので、その辺りのエリアをクリックします。

STEP
「お子様を追加する」か「追加するユーザーが~」をクリック
お子様を追加する→追加するユーザがメールアドレスを持っていません
お子様を追加する→追加するユーザがメールアドレスを持っていません

手前にウィンドウが表示されます。

「お子様を追加する」をクリックし、子供用のMicrosoftアカウントを事前に用意していたり、買い替え前のパソコンで既に使用していた場合は、「メールアドレスを入力してください」という部分にメールアドレスと、続いてパスワードを入力します。それでここから先の解説は省略できますので、「子供用のアカウントの設定をし、フィルタリングをかける」まで読み飛ばしてください。

それ以外の方は「追加するユーザーがメールアドレスを持っていません」をクリックします。

STEP
メールアドレスを作成する
希望のメールアドレスを入力して次へ
希望のメールアドレスを入力して次へ

メールアドレスの「@」の前部分を考えます。お子様が覚えられるアドレスを一緒に考えましょう。

メールアドレスは早い者勝ちなので、名前などは同姓同名の人がいると取れない場合があります。その場合は入れ直しを要求されます。

STEP
パスワードを作成する
子供が使うことになるパスワードを入力します
子供が使うことになるパスワードを入力します

入力したメールアドレスに対応するパスワードを入力します。

お子様に覚えてもらうのはもちろん、親も何に設定をしたか控えておきましょう。

STEP
姓名を入力する
お名前の入力
お名前の入力

姓名を入力します。

STEP
生年月日を入力する

生年月日を入力します。

生年月日の入力
生年月日の入力

この生年月日から年齢を自動計算し、年齢に応じた防御などが行われます。

STEP
設定完了の画面が表示される
アカウントの作成が完了しました
アカウントの作成が完了しました

これで一通りの設定は完了です。「アカウントの基本情報」という画面は×をクリックして閉じてかまいません。

パソコンの電源を入れなおすと、サインイン画面に子供用アカウントがリストアップされます。

今後は、お子様にはこのアカウントでパスワードを入れて使わせるようにしましょう。

子供用のMicrosoftアカウントの設定をしフィルタリングをかける方法

STEP
「オンラインで家族の設定を管理」をクリックする
オンラインで家族の設定を管理
オンラインで家族の設定を管理

スタート→アカウント→家族とその他のユーザーの画面に戻ると、子供のアカウントが追加されています。

「オンラインで家族の設定を管理」をクリックします。

STEP
MicrosoftアカウントのWebページにサインインする
サインイン
サインイン

するとブラウザが立ち上がり、MicrosoftアカウントのWebページが表示されます。

はじめてこのページを見るという方は、画面右上の「サインイン」という部分をクリックしてください。

以前にこのページを使ったことがある人は、同じ部分にご自分の名前が表示されており、すでにサインイン済みということになります。「みまもり機能をオンにする」まで読み飛ばしてください。

STEP
親のMicrosoftアカウントでサインインする
親のMicrosoftアカウント(メールアドレス)を入力
親のMicrosoftアカウント(メールアドレス)を入力

画面中央のウィンドウに親のMicrosoftアカウント(メールアドレス)を入力し、続けてパスワードも入力します。

STEP
ファミリーの設定画面が表示される
ファミリーの設定画面
ファミリーの設定画面

すると「あなたのファミリー」という画面になり、先ほど設定した子供のアカウントが表示されています。

みまもり機能をオンにする方法

STEP
「アクティビティ」をクリックする
アクティビティ
アクティビティ

ページのグレー部分の上に並んでいるメニューのうち、「アクティビティ」をクリックします。

STEP
「オンラインでお子様を監視する」をオンにする
オンラインでお子様を監視する
オンラインでお子様を監視する

すると「オンラインでお子様を監視する」という設定がありますので「オン」に切り替えます。

英語の直訳なので「監視」という物騒な言い方ですが、日本風に言い換えれば「みまもり」というイメージです。

この機能をオンにしておくと、使用時間・見たWebページ・使ったアプリやゲームを親が見ることができます。

使用時間を決める方法

STEP
「すべてのデバイスに1つのスケジュールを使用する」をオンにする
使用時間をオンにし、各曜日のグラフ付近をクリック
使用時間をオンにし、各曜日のグラフ付近をクリック

「デバイス数の上限」の下にある「すべてのデバイスに1つのスケジュールを使用する」を「オン」にします。

すると曜日ごとのスケジュールが表示されます。各曜日のグラフ付近をクリックしてみましょう。

STEP
開始時間と終了時間を変更する
子供がパソコンを使える時間を設定できます
子供がパソコンを使える時間を設定できます

開始時間と終了時間を変更できます。

この時間以外では子供用のアカウントは強制的にサインアウトさせられて使用できなくなります。

アプリとゲームの制限する方法

STEP
アプリとゲームの制限はWebページで設定できない
アプリとゲームの制限
アプリとゲームの制限

「アプリとゲームの制限」を「オン」にし、その下の「Windows10デバイス」の「開始する」をクリックします。

Windows10の設定画面で行う旨のメッセージ
Windows10の設定画面で行う旨のメッセージ

すると画像のような説明文が表示され、OKしか押せません。

この設定はブラウザ上からはできず、先ほどの設定画面に戻って行う必要があります。

STEP
Windows10の設定アプリ上で設定する
子供のアカウントが「サインインできます」になっていることを確認
子供のアカウントが「サインインできます」になっていることを確認

スタート→アカウント→家族とその他のユーザーの画面に戻ります。

子供のアカウントをクリックすると「サインインできます」と表示されています。この状態でOKです。

「ブロック」をクリックすると、子供のアカウントを一時的に使用禁止にすることもできます。

アプリやWebページを制限する方法

STEP
「不適切なアプリ、ゲームとメディアをブロック」をオンにする
コンテンツの制限(アプリ)
コンテンツの制限(アプリ)

ブラウザに戻ってフィルタリングの続きを行いましょう。

「コンテンツの制限」をクリックし、「不適切なアプリ、ゲームとメディアをブロック」を「オン」にします。

この状態でマイクロソフトが作成したブラックリストに入っている、悪いゲームや動画を自動的にブロックしてくれます。

また、リストの中から名指しで使用禁止にしたり、逆にブラックリスト入りして使えないものを許可することもできます。

STEP
「不適切なWebサイトをブロックする」をオンにする
コンテンツの制限(Webページ)
コンテンツの制限(Webページ)

画面を下に進めて、「Webの閲覧」の右側にある「不適切なWebサイトをブロックする」も「オン」にします。

アプリと同様にブラックリストに入っている有害なWebページをブロックしてくれ、アドレスを指定して名指しの許可・禁止もできます。

支出(課金)を制限する方法

支出
支出

子供が行う音楽・動画の購入や、ゲーム課金を管理できます。

残高に決まった金額のみ入れ、その範囲内だけゲームに課金したりといったことができます。

お子様の居場所を探す方法

お子様を探す
お子様を探す

お子様にAndroidやWindowsスマホを持たせている場合、GPS機能を利用してパソコンから現在地を特定できます。

スマホ(iPhone・Android)に同類の優秀なアプリが多数ありますので、わざわざMicrosoftアカウントで行う必要はないかもしれません。

子供用のMicrosoftアカウントを追加してフィルタリングをかける方法まとめ

子供用のMicrosoftアカウントを追加してフィルタリングをかける方法まとめ
  • Windowsの設定アプリから子供のMicrosoftアカウント作成をする
  • ブラウザでマイクロソフトのFamily Safetyにサインインして設定する
  • みまもり・使用時間・アプリやゲームの使用・見せるサイトなどの選別を行う

今回は親がコントロール下に置ける、子供用のアカウントについて解説しました。

しかし、根本の問題として気を付けていただきたいのは、管理を行う親のアカウントのパスワードを子供に知られないようにすることです。

子供が親のアカウントでサインインできてしまっては、今回の設定は全て無駄になってしまいます。

イタズラや悪さをするときに、大人が思っている以上に悪知恵が働いてしまう。自分が子供の頃を考えて思い当たる方もおられるのではないでしょうか。

お子様を守るためにも、ハイテク以前のローテクなセキュリティにも気を付けてください。

名古屋市のパソコン修理サポート専門店かおるやでした。

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この記事を監修しています

パソコン修理屋「かおるや」の代表です。
日々のサポートで培ったノウハウをもとに、トラブル解決方法や様々なお役立ち情報を紹介しています。
※パソコン修理サポート「かおるや」は株式会社Cadenzaが運営しております。

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