Windows10/11パソコンでBluetoothが接続できない時の対処法を解説します

Bluetooth(ブルートゥース)はパソコンの様々な周辺機器を無線で接続できる便利な機能です。

スマホでも使われるイヤホン・マイクはもちろん、パソコンではマウスやキーボードでも活躍します。

便利な反面、急に接続できなくなると困ってしまいます。

今回は、Windows10/11パソコンでBluetoothが接続できない時の対処法を解説します。

Windows10/11パソコンでBluetoothが接続できない時の対処法

目次

Windows10/11パソコンでBluetoothが接続できない時の対処法4選

Bluetoothが接続できない一時的なトラブルを解消できる対処法を4つ解説します。

4つのいずれかでほとんどのトラブルは解消できますが、何度も接続できなくなる場合は見直す設定5選も試してみてください。

Bluetooth機器を充電する・電池を交換する

まずは接続するBluetooth機器の電池切れを疑います。

充電をやり直したり、新しい電池に交換するなどしましょう。

充電するタイプは接触が不十分などの理由で充電ができていないということもあり得ます。

単純なようで頻度が高い原因でもあります。

パソコンを再起動する

機器が離れて電波が弱くなったなどの理由でBluetoothの接続が途切れた場合、距離や電波状況が十分なのにも関わらずなかなか再接続されないことがあります。

待っていれば再接続される可能性もありますが、思い切ってWindows10/11パソコンを再起動し、再接続を促してしまった方が早いことが多いです。

Bluetoothが有効になっているか確認(機内モードの解除)する

Windows10および11の設定でBluetoothの機能そのものがオフ(無効)になっているか確認します。

また、電波に関わる全ての機能をオフにする機内モード中は、Bluetoothも一緒にオフになります。

STEP
設定アプリを開く
スタート→設定
スタート→設定

スタートボタンをクリックし、歯車のマークの「設定」をクリックします。

STEP
「ネットワークとインターネット」をクリックする
ネットワークとインターネット
ネットワークとインターネット

Windows10の設定の中の「ネットワークとインターネット」をクリックします。

STEP
「機内モード」をオフ・「Bluetooth」をオンにする
機内モードをオフ・Bluetoothをオン
機内モードをオフ・Bluetoothをオン

画面左側のメニューから「機内モード」をクリックします。

機内モードが「オン」になっている場合は「オフ」に変更します。

※機内モード「オン」は「Bluetoothを含めた全ての電波を使わない」という意味になります

同じ画面でBluetoothのオンオフも操作できますので「オン」に変更します。

Bluetooth機器を登録(ペアリング)し直す

壊れていないはずのBluetooth機器がなかなか接続されない時は、Windows10および11の設定画面でBluetooth機器の登録(ペアリング)をやり直すとあっさり接続できることがあります。

STEP
設定アプリを開く
スタート→設定
スタート→設定

スタートボタンをクリックし、歯車のマークの「設定」をクリックします。

STEP
「デバイス」をクリックする
デバイス
デバイス

Windows10の設定の中の「デバイス」をクリックします。

STEP
「デバイスの削除」をクリックして一時的に削除する
デバイスの削除
デバイスの削除

画面左側のメニューから「Bluetoothとその他のデバイス」をクリックします。

再接続したい機器の名前をクリックし、「デバイスの削除」をクリックして削除します。

※画像の例では「JBL Soundgear」を削除・再ペアリングします

STEP
「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する」をクリックする
Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する
Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する

「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する」をクリックします。

STEP
「Bluetooth」をクリックする
Bluetooth
Bluetooth

「Bluetooth」をクリックします。

同時に、機器側に接続を受け付ける操作を行います。

機器ごとに「特定のスイッチを長押しする」「ランプが点滅」するなどの特殊な操作が必要なので、機器のマニュアルや公式サイトで操作方法を確認してください。

STEP
表示される機器をクリックする
ペアリングしたい機器をクリック
ペアリングしたい機器をクリック

機器側の操作が成功していればリストに名前が表示されますのでクリックします。

STEP
「完了」をクリックする
完了
完了

ペアリングに成功しました。「完了」をクリックします。

Windows10/11パソコンでBluetoothが接続できない時に見直す設定5選

対処法4選では一時的な接続トラブルを解消できますが、何度やってもBluetoothが接続できないトラブルが発生して対処法をやり直す状況に陥ることもあります。

その場合は設定を見直して根本の原因を取り除きましょう。

Bluetoothの省電力設定を確認する

Windows10/11パソコンのスリープやBluetooth機器をしばらく操作しないなどの状況で、電力節約の為に自動的にBluetooth機器との接続を切ってしまうという設定が存在します。

この設定は以前はデバイスマネージャーというアプリから変更できましたが、現在はその設定画面が消滅してしまっています。

代わる方法として「USBセレクティブサスペンド」という省電力設定を「無効」にします。

STEP
設定アプリを開く
スタート→設定
スタート→設定

スタートボタンをクリックし、歯車のマークの「設定」をクリックします。

STEP
「システム」をクリックする
システム
システム

Windows10の設定の中の「システム」をクリックします。

STEP
「電源とスリープ」「電源の追加設定」をクリックする
電源とスリープ→電源の追加設定
電源とスリープ→電源の追加設定

左側メニューの「電源とスリープ」をクリックし、「電源の追加設定」をクリックします。

STEP
「プラン設定の変更」をクリックする
プラン設定の変更
プラン設定の変更

「プラン設定の変更」をクリックします。

STEP
「詳細な電源設定の変更」をクリックする
詳細な電源設定の変更
詳細な電源設定の変更

「詳細な電源設定の変更」をクリックします。

STEP
「USBのセレクティブサスペンドの設定」を無効にする
USBのセレクティブサスペンドの設定
USBのセレクティブサスペンドの設定

「USB設定」「USBのセレクティブサスペンドの設定」をクリック、設定を「無効」に変更します。

※ノートパソコンの場合は「バッテリ駆動」「電源に接続」の2ヶ所に分かれているので両方「無効」にします

変更が終わったら「OK」をクリックして確定・完了します。

Windows Updateを行う

Windows Updateを行ってWindows10/11パソコンを最新の状態にするとBluetoothのトラブルが解消されることがあります。

また、Windows Updateが中途半端な状態で止まっていると、Bluetoothを含めた様々な機能が不安定になることがあるので「Windows Updateをしっかり終わらせる」ことは大事です。

Windows Updateを手動で行う手順は別の記事で詳しく解説しています。

Bluetoothのドライバーをインストールし直す

Windows10/11パソコンにインストールされているドライバー(Bluetooth機器を動かすアプリ)を入れ直し(再インストール)することで接続が改善することがあります。

STEP
デバイスマネージャーを開く
スタートボタンを右クリック→デバイスマネージャー
スタートボタンを右クリック→デバイスマネージャー

スタートボタンの上で右クリックし、表示されるメニューから「デバイスマネージャー」をクリックします。

STEP
「デバイスのアンインストール」をクリックする
デバイスのアンインストール
デバイスのアンインストール

デバイスマネージャー内には「Bluetooth」の項目が独立して表示されます。

機器名・メーカー名を頼りに問題の機器のドライバを右クリックし「デバイスのアンインストール」をクリックします。

STEP
「アンインストール」をクリックする
アンインストール
アンインストール

「アンインストール」をクリックします。

アンインストール後はBluetooth機器を登録(ペアリング)し直す作業を行えば対応するドライバーが自動的にインストールされます。

デバイスマネージャーの「Bluetooth」の項目には、

  • 個々のBluetooth機器のドライバー
  • パソコン本体のBluetooth機能をになうドライバー

の2種類が混在しています。

個々のBluetooth機器のドライバーを再インストールしても問題解決しない場合は、パソコン本体のBluetooth機能をになうドライバーの再インストールを試しましょう。

手順は上記のものとほぼ同じで、アンインストール後にWindows10の再起動を行うとドライバーが自動的にインストールされます。

パソコン本体のBluetooth機能をになうドライバーの名前はパソコンによって異なりますが、以下が一例です。

  • Generic Bluetooth Radio
  • Microsoft Bluetooth Enumerator
  • インテル(R) ワイヤレス Bluetooth(R) など

周囲のWi-Fiや家電の設置場所を見直す

Bluetoothは2.4GHzという周波数の電波を利用していますが、この2.4GHzはWi-Fiにも使用されているほか、一部の家電から発生する電波や電磁波の影響を受けやすいです。

電波や電磁波が強い家電が周囲にある場合は、電源を止めたり位置を離してみましょう。

  • ラジオ
  • エアコン
  • 電子レンジ など

また、スマホ・ゲーム機・ポケットWi-Fiなどの置き場所を1m以上離すだけでBluetoothの電波状況が改善することがあります。

Wi-Fiの設定を2.4GHzから5GHzなどに変えることで電波のバッティングを避けるのがベストですが、Wi-FiとBluetoothは同時に使えて当たり前のものなので、よほどBluetoothの途切れが気にならない限りは気にしなくても良いかもしれません。

システムの復元を行う

システムの復元という機能を使用すると、システムの設定状況を数日前の状態に戻すことができます。

システムの復元で「Bluetooth機器が問題なく使えていた日」の状態に戻すというイメージです。

ただし、Bluetoothのみに限定されず全てのパソコンの設定が巻き戻ってしまうので、対処法としては最終手段に近いものとなります。

STEP
設定アプリを開く
スタート→設定
スタート→設定

スタートボタンをクリックし、歯車のマークの「設定」をクリックします。

STEP
「システム」をクリックする
システム
システム

Windows10の設定の中の「システム」をクリックします。

STEP
「詳細情報」「システムの保護」をクリックする
詳細情報→システムの保護
詳細情報→システムの保護

左側メニューの「詳細情報」をクリックし、「システムの保護」をクリックします。

STEP
「システムの復元」をクリックする
システムの復元
システムの復元

「システムの復元」をクリックします。

STEP
「次へ」をクリックする
次へ
次へ

「次へ」をクリックします。

STEP
日付を選び「次へ」をクリックする
日付を選んで「次へ」
日付を選んで「次へ」

リストの中からトラブルが起きる前の日付を選び、「次へ」をクリックします。

(「他の復元ポイントを表示する」にチェックを入れると、選べる日付を増やすことができます)

STEP
「完了」をクリックする
完了
完了

「完了」をクリックすると復元が開始されます。

一連の動作後にWindows10が再起動しますので、Bluetoothの状況を確認しましょう。

他のBluetooth機器がある場合は使えるか試してみましょう

Bluetooth機器が複数ある場合は、使えるものと使えないものがあるか試してみましょう。

  • 全部のBluetooth機器が使えない
     → パソコン側のBluetooth機能のトラブル(機内モードのオンなど)
  • 特定のBluetooth機器が使えない
     → その機器の故障(寿命)の可能性

特定のBluetooth機器だけが使えない場合は、その機器の買い替えを検討した方が良いかもしれません。

Windows10/11パソコンでBluetoothが接続できない時の対処法のまとめ

Bluetoothを日常的に使用していると、接続できなくなるトラブルはかなり頻繁に起こります。

再ペアリングなどの対処法を覚えておくとスムーズに対処できますよ。

名古屋市のパソコン修理サポート専門店かおるやでした。

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