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※記事内容を一部追記・修正しました(2017年5月29日)
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二段階認証とは、
使用するデバイスを限定する
ということです。
二段階認証をしておけば、万が一メールアドレスとパスワードが流出したとしても、ログインを許可していないデバイス(端末機器。パソコンやスマートフォンのこと)からではアクセスができません。
これが今の時代の当たり前です。
乗っ取り被害にあった渡辺直美
先日話題に上がったこちらのニュース。
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20170218/RbbToday_149399.html
Instagram界でとっても人気の渡辺直美さん。フォロワー数は日本一で600万人以上いらっしゃるようです。そんな渡辺直美さんがプロデュースしていた洋服のアカウントが何者かの手によって「あっさり」乗っ取られてしまいました。
インタビューの中で渡辺直美さん自身も「2段階認証をしていなかったから乗っ取られやすくなっちゃったのかな」「ちゃんとセキュリティは設定した方がいいなと思いました」と語っています。失礼ながらリテラシーが低いと思われるお笑い芸能人ですら、二段階認証の必要性を痛感した出来事のようでした。
長澤まさみ、北川景子はもっと酷い被害に
少し前の話にはなりますが、長澤まさみさんや北川景子さんら多くの芸能人がもっと酷い被害に合っています。

こちらはSNSだけでなく、なんとiCloudも被害にあっていたとのこと。SNSは基本的にファンとの交流=公開されている情報になるが、iCloudともなればもろにプライベート情報――写真ほもちろん連絡先やメールのやりとり等――全て露呈した形になる。恐ろしすぎる…。
メールアドレスやパスワードを変えてもしょうがない
一昔前までであればこうだった。「同じパスワードを使わない」「定期的にパスワードを変更する」これがセキュリティの基本とされ、口酸っぱく語られていた。もちろん今でもやらないよりはマシで効果がないわけではないけれど、これは根本的な解決となっていない。
なぜなら流出してしまえば一緒だからです。違うパスワードに変えたところで流出してしまえば防ぎようがありません。
「流出させた企業が悪い!」それは確かにそうなんですけど、では悪いからといってどう責任を取ればいいのでしょうか。どう取ってもらえば納得できるのでしょうか。お金でしょうか。お金を払ってもらえれば、渡辺直美さんのアカウントは取り戻せるのでしょうか。消えた写真は復活するのでしょうか。長澤まさみさんの写真や連絡先は……。そうです、記憶や思い出はお金では解決できないのです。つまり、問題はそこではないのです。
スマートフォンが普及し、インターネットがとても身近なものになり、SNSが当たり前となった現代において最も大事な事は自己防衛力なのです。そのための二段階認証なのです。
二段階認証であれば防げた
上記の渡辺直美さんの件も長澤まさみさんの件も、二段階認証を設定していれば共に防げました。メールアドレスやパスワードが流出して、誰かが悪意をもって侵入しようとしても、二段階認証を設定しておけば防ぐことができたのです。
なぜなら二段階認証をしておけば、許可端末からでしかアクセスができないからです。他人のパソコンやスマートフォンからでは、たとえメールアドレスとパスワードがわかっていてもログインすることができないのです。これが二段階認証の凄いところなのです。
二段階認証でも防げないこと
セキュリティ機能として大変有能な二段階認証ですが、それでも防げないことがあります。それは、許可端末、つまり普段自分が使っているパソコンやスマートフォンを盗まれてしまった場合です。その場合、パソコンやスマートフォンにロックがかかっておらず操作が可能な状態になっていれば、たとえ二段階認証を設定していてもアカウントに侵入されてしまいます。それは防ぎようがありません。
ですので、当たり前ですが、パソコンやスマートフォンは必ずパスワード(もしくはPIN)設定をするようにしましょう。
Amazonが二段階認証を始めた
二段階認証を必要としているのはSNSだけではありません。インターネットが絡むものであれば全て二段階認証をするべきです。
例えばインターネットショッピングをする人がメールアドレスとパスワードを流出してしまったらどうなるでしょうか?そこに登録してあるクレジットカード情報が盗まれるのはもちろん、送付先を変更されて買い物され放題。こんなこと容易に行われてしまいます。
そんな中、インターネットショッピングの最大手Amazonがついに二段階認証を始めました。

元々Amazonでは上にあげたような被害には合わない設計になっています。登録されたクレジットカード情報は見えないようになっていて、送付先を変更しようとするとクレジットカード情報の再入力を求められます。さすがAmazon。
でも、このAmazonが二段階認証を始めました。つまり、それほどまでにセキュリティが重要になってるということです。被害にあってからでは遅いのです。
Googleももちろん二段階認証採用済み
言わずもがなですがGoogleももちろん二段階認証を採用しています。Gmailはもちろん、Google DriveにGoogleフォト、グーグルマップにグーグル翻訳。今やGoogleのサービスは人々の生活に切っては切れない関係となっています。そんなGoogleですから二段階認証ができるようになっていて当たり前といえば当たり前です。
もし、上記の内1つでも使っている機能があるのであれば、今すぐ二段階認証の設定を行いましょう。グーグル翻訳は必要ないでしょうが。
Yahoo!や楽天は二段階認証ができない※2017年5月29日修正
AmazonとGoogleをピックアップして二段階認証の必要性を説明しました。きっと今すぐ二段階認証を設定すると思いますが、インターネット上の全てのサービスで二段階認証の設定ができるわけではありません。渡辺直美さんが被害にあったInstagramはおそらく一部ユーザー限定となっており一般ユーザーでは設定ができません。GoogleやAmazonは全ユーザーが設定できるけど、Yahoo!や楽天にはそもそも二段階認証の機能が備わっておりません。
※Yahoo!には二段階認証がありました。申し訳ありません。(2017年5月29日修正)

セキュリティの強化が必要なのはSNS等の娯楽サービスだけではありません。個人情報と同じかそれ以上に大切なものとしてお金があります。銀行や証券会社等の金融系サービスには早く二段階認証が取り入れられて欲しいですね。少し形は違いますが、三菱東京UFJ銀行ではワンタイムパスワードという不正防止システムが採用されています。
おわりに
アカウント乗っ取りにあって被害に合うのは自分だけではありません。SNSであればフォロワーの方の情報であったり、写真であれば一緒に映っている方も被害にあったも同然です。
そういったことをちゃんとわかっていればセキュリティの重要さをもっと親身になって考えることができるんじゃないかなって思っています。その最もたるのが二段階認証なのです。
設定するのに手間もかからないし難しくもありません。インターネットを楽しく気軽に続けるためにも、この記事を読んだ方は今すぐ二段階認証の設定をしてくださいね。
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